原作未読でも大丈夫!映画キングダムの感想と実写化成功の理由を考察

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中国の城から眺める景色

週刊ヤングジャンプで連載中の漫画「キングダム」の実写映画が公開され、山﨑賢人さんや長澤まさみさんをはじめとした豪華キャスト陣や、本場中国をロケ地とした迫力ある映像が話題となっています。

大人気コミックなだけに、テレビやネットなどでの広告も大々的に展開され、ポスターなどを目にする機会も多いですよね。

映画予告のクオリティも高く、原作未読の方でも

  • 「ストーリーは知らないけれど、なんだか面白そう」
  • 「話についていけるか心配だけど、見てみたい」
  • 「とりあえず戦国ものだから気になる」

と思った方もみえるのではないでしょうか。

実際にわたしも原作を全く読んだことがなく、キングダムという名前は聞いたことあるくらいでした。

ところが、たまたま流れていた映画予告を見て、その世界観に引き込まれ、数日後映画館へ足を運ぶこととなったのです。

漫画の実写化というと、期待値が高い反面、ことごとく不評となってしまうため不安視される方も多いと思いますが、結果からいうと「キングダム」の実写映画化はそんな不安を払いのけ、大成功と言える作品に仕上がっていました
(原作未読のわたしから見た感想ですが。)

お世辞なしに、めちゃくちゃ面白かったです。

そこで今回は、わたしと同じく原作漫画を読んだことがないという方にも分かりやすく、実写映画「キングダム」のみどころを、なぜ実写化が成功したのかの考察も交えつつ、できるだけネタバレなしでご紹介していきたいと思います。

 

「キングダム」ってどんな話?

【あらすじ】
戦国時代の古代中国を舞台に、天下の大将軍を夢見る奴隷の少年「信(しん)」と、中華統一を目指す若き王「嬴政(えいせい)」の活躍を描く物語。

【基本情報】
監督:佐藤信介
(「GANTZ」「アイアムアヒーロー」など)
原作:原泰久「キングダム」
出演:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかお
主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」
公開:2019年

 

戦国時代とか中国とかそんな単語が出てくると小難しそうな感じがしませんか?(わたしだけ?)

わたしも友人に勧められたことがありましたが、「歴史ものは苦手だし、小難しいそうで嫌だ」と読もうとしませんでした。(せっかく勧めてくれたのにめちゃくちゃ失礼ですね。)

しかし、映画を見てみたらそんな気持ちはどこかへすっ飛びました。

テンポ良く分かりやすいストーリー展開、登場人物の見た目・個性のしっかりとした描き分けなど、見ていて飽きないし全く小難しいこともない、わたしのように歴史ものが苦手な方でもすんなり入っていける物語でした。

まだ原作漫画は読んではいませんが、こういった部分もキングダムが大人気コミックとなった理由のひとつかもしれませんね。

みどころと実写化成功の理由を考察

ロケ地「象山影視城」の壮大さ

冒頭でも少し触れましたが、キングダムのロケ地として選ばれたのは、物語の舞台でもある中国の浙江省にある中国映画のロケ地として有名な映画村「象山影視城」です。

映画を見ると分かるのですが、その広大な敷地や建造物の圧倒的なスケールと美しさに驚かされます

そんな象山影視城で撮影された、大勢が入り乱れる迫力ある戦闘シーンは見ごたえたっぷりですし、細部まで作りこまれた優美な城内での映像は、役者たちがまるでその時代に生きているかのようなリアリティさえ感じさせてくれます。

その他、日本国内でも撮影が行われているようで、その中でも冒頭の村のシーンのロケ地となった静岡県裾野市が話題となっています。

さすがに中国の「象山影視城」に行くのは難しいですが、裾野市の方なら国内ですし聖地巡礼に行ってみたいですね。

ディティールにこだわった登場人物たち

登場人物たちの作り込みも映画キングダムの魅力です。

主人公の信をはじめとした武人たちの服や体の汚れ具合、髪の自然なボサボサ感も個人的には良い感じでした。

信と行動を共にする嬴政の美しい佇まいや王の威厳と誇りを感じさせる表情はもちろん素晴らしいですが、悪役の貴族たちの色鮮やかな衣装や細かな仕草といかにも悪そうな表情も絶妙なんですよね。

そしてすごいのが、これだけ作り込んでいるのに、違和感を感じさせないところです。

実写化でよく問題になるのが、

  • 原作のキャラクターに寄せすぎる
  • 髪の色がおかしい
  • 完全に衣装を着せられてる感があり、仮装パーティーのようになってしまう

などの理由で生まれる違和感です。

キングダムでは、原作のキャラクターに寄せ過ぎることなく、ほどよい再現度にとどめることで、この違和感をなくしているのではないかと感じました。

(大沢たかおさん演じる「王騎」は面白いほど原作に寄せているようですが、個性的で不気味なキャラの個性を前面に出すという点で成功したのでしょう。)

他の漫画の実写化にあったのですが、人気俳優を使うためにわざわざ特殊メイクで太らせたり、明らかに被り物感のある髪型にする必要はないと思うんですよね。

見るからに違和感があるし、わざわざ太らせるくらいなら、他の俳優さんを探せばいいのになと思ってしまいます。

スピード感あふれるアクション

映画キングダムの戦闘シーンの魅力といえば、スピード感と迫力あるアクションです。

このアクションシーンの鍵となっているのが、映像の撮り方とカット切り替えのバランスです。

どれだけ良い役者さんでもスピード感を出すには限界がありますし、たとえ良い映像が撮れたとしても、ただ流しているだけではなかなかスピード感が出ないんですよね。

それを補うのがカットの切り替えで、映像にスピード感を出すために絶妙なタイミングで視点を変え、あたかも人間離れした速さで動いているかのように見せています。

同じく迫力のある映像も、カットを切り替えたり、対象から引いたシーンと寄ったシーンを使い分け、動きをより大きく見せることで実現しています。

キングダムでは、この映像表現が秀逸でとてもスムーズに編集されているからこそ、違和感のない流れるようなアクションシーンを魅せてくれるのですね。

ただ、長澤まさみさん演じる楊端和(ようたんわ)の戦闘シーンだけは、とにかく美しく豪快さはあるけれど何だかゆっくりというか、敵が台本通りの動きに合わせて切られにいっている感があり、少しうーんと感じてしまいました。

映像の編集や魅せ方ひとつでガラッと雰囲気が変わりますし、これだけ戦闘シーンにこだわっているのですから、長澤まさみさんの戦闘シーンももう少しスピード感をつけてあげたら良かったのになぁ。

映画の続きは何巻から?

原作を知らずともこれだけ楽しめる、映画キングダム。

おそらく映画を見終えた方は、原作漫画の続きが気になるはず

映画では原作でいう5巻の途中までが描かれているようで、調べてみて初めて知ったのですが、キングダムって原作が50巻以上出てるんですね。

 

わたしの友人いわく「映画はキングダムの序章的な部分で、この続きからが本当のキングダム。どんどん面白くなるし絶対読むべき」なのだとか。

本当のキングダムってなんや…笑

先はかなり長いですが、とりあえず続きが気になりますし、わたしもマイペースに読み進めようと思います。

さいごに

今回は、映画「キングダム」のみどころとなぜ実写化が成功したのかの考察を、原作未読の方にもわかりやすくご紹介しました。

最後にもうひとつ最大のみどころを言わせてください。

 

「長澤まさみさんの楊端和が美しい!」

 

きっと映画を見た方のほとんどが、口をそろえてこう言うでしょう。

これだけでもきっと見に行く価値はあります!…笑

 

原作を読んだことのある方もない方も、この記事をきっかけに映画館へ足を運んでいただけましたら幸いです。

 

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