原作未読でも大丈夫!映画『キングダム』感想と実写化成功の理由を考察

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中国の城から眺める景色

週刊ヤングジャンプで大人気連載中の漫画『キングダム』。

その実写映画がついに公開され、山﨑賢人や長澤まさみをはじめとした豪華キャスト陣、本場中国をロケ地とした迫力ある映像が話題となっています。

大人気漫画なだけにテレビやネットの広告が大々的に展開され、信や嬴政など各キャラクターに扮した俳優陣が印象的な告知ポスターを目にする機会も多いかと思います。実写映画公開にあたり「原作を読んだことはないけれど『キングダム』という漫画の存在は知っている」という方も増えたのではないでしょうか。

映画予告のクオリティも非常に高く、原作未読の方でも

  • 「ストーリーは知らないけれど、なんだか面白そう」
  • 「話についていけるか心配だけど、見てみたい」
  • 「とりあえず戦国ものだから気になる」

といった感想をもったのではないでしょうか。

実は私も原作は全く読んだことがなく、『キングダム』という名前は聞いたことあるくらいでした。ところが、偶然目にした映画予告を見て、その世界観に一気に引き込まれ、数日後映画館へ足を運ぶこととなったのです。

漫画の実写化というと、期待値が高い反面、ことごとく不評となってしまうことが多いため、作品の出来を不安視される方も多いと思います。しかし、結論からいえば『キングダム』の実写映画化はそんな不安を払いのけ“大成功”と言える作品に仕上がっていました。お世辞なしに、とても面白かったです。原作未読の私が見て面白いと感じたわけなので、つまり原作を読んでいなくても十分に楽しめる映画だと言えるのではないでしょうか。(私の感覚がおかしくなければ・・・)

そこで今回は、実写映画『キングダム』の見どころ(感想)と、なぜ実写化が成功したのかの考察を、私同様に原作漫画を読んだことがないという方にも分かりやすく、できるだけネタバレなしでご紹介いたします。

 

『キングダム』ってどんな映画?

累計発行部数3800万部以上の大人気漫画「キングダム」の実写映画である。舞台は紀元前、戦乱の時代であった春秋戦国時代の中国。秦の始皇帝が中華を統一するまでの物語を描いており、映画では漫画単行本の最初の5巻である王弟反乱編を実写化している。

引用元:MIHOシネマ

【作品情報】
監督:佐藤信介
原作:原泰久『キングダム』
出演:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかお
主題歌:ONE OK ROCK『Wasted Nights』
公開:2019年

 

見どころ(感想)と実写化成功の理由を考察

戦国時代とか中国とかそんな単語が出てくると何だか小難しそうな感じがしませんか?(私だけだったらすみません・・・)以前の私は友人に『キングダム』の漫画を勧められたことがありましたが、「歴史ものは苦手だし、小難しいそうで嫌だ」と読んでみようとも思いませんでした。

しかし、映画を見たらそんな気持ちはどこかへすっ飛んだのです!

テンポ良く分かりやすいストーリー構成、登場人物の見た目や個性の描き分け、迫力あるアクションシーンなど、だれることもなく飽きないし小難しくもない、私のように歴史ものが苦手でもすんなり物語に入っていける世界観だったのです。

ロケ地「象山影視城」の壮大さ

実写版『キングダム』が撮影されたのは、本場中国・浙江省にある中国映画のロケ地として有名な映画村「象山影視城」です。

映画を見ると分かるのですが、広大な敷地や、建造物の圧倒的なスケールと美しさに驚かされます。そんな象山影視城で撮影された迫力ある戦闘シーンは圧巻で見応え抜群ですし、細部まで作りこまれた優美な城内の映像は、役者たちがまるでその時代に生きているかのようなリアリティを感じさせてくれます。

その他、日本国内でも撮影が行われていたようで、中でも信(演:山﨑賢人)や漂(演:吉沢亮)が暮らす村のロケ地となった静岡県裾野市が話題となっています。

さすがに中国の「象山影視城」に行くのは難しいですが、裾野市の方なら国内ですし一度聖地巡礼に行ってみたいですね。

ディティールにこだわった登場人物たち

ディティールにこだわり作り込まれた登場人物たちも、実写版『キングダム』の魅力です。主人公の信をはじめとした武人たちの服装や体の汚れ具合、髪の自然なボサボサ感も雰囲気があって個人的には好きでした。信と行動を共にする嬴政は、美しい佇まいや王の威厳と誇りに満ち溢れた表情が素晴らしかったです。他にも悪役の貴族たちの色鮮やかな衣装や細かな仕草、いかにも悪そうな表情も絶妙に良かったですね。

そしてすごいのが、これだけ作り込んでいるのに、違和感を感じさせないところ。実写化でよく問題になるのが、原作のキャラクターに寄せすぎたり、髪の色がおかしかったり、完全に衣装を着せられてる感があり仮装パーティーのようになってしまったり・・・などの理由から生まれる違和感です。『キングダム』では、原作のキャラクターに寄せ過ぎることなく、ほどよい再現度にとどめることで、この違和感をなくしているのです。大沢たかお演じる「王騎」は面白いほど原作に寄せているようですが、個性的で不気味なキャラの個性を前面に出すという点で成功したのでしょう。

他の漫画の実写化にあったのですが、人気俳優を使うためにわざわざ特殊メイクで太らせたり、明らかに被り物感のある髪型にしたりする必要はないと思うんですよね。見るからに違和感があるし、わざわざ太らせるくらいなら、他の俳優さんを探せばいいのになと思ってしまいます。

スピード感あふれるアクションシーン

実写版『キングダム』の戦闘シーンの魅力といえば、迫力あるアクションとそのスピード感です。

このアクションシーンの鍵となっているのが、映像の撮り方とカット切り替え(編集)のバランスです。どれだけ良い役者でもスピード感を出すには限界がありますし、たとえ良い映像が撮れたとしても、ただ流しているだけではなかなかスピード感が出ないんですよね。それを補うのが編集によるカットの切り替えで、映像にスピード感を出すために絶妙なタイミングで視点を変え、あたかも人間離れした速さで動いているかのように見せています。同様に迫力のある映像表現も、カットを切り替えたり、対象人物から引いて撮影したシーンと寄せて撮影したシーンを使い分け、動きをより大きく見せることで実現しています。

『キングダム』では、この映像表現が秀逸でとてもスムーズに編集されているため、違和感のない流れるようなアクションシーンを実現できているのですね。

ただ、長澤まさみ演じる楊端和(ようたんわ)の戦闘シーンだけは、美しさと豪快さはあるものの何だか動きがゆっくりというか、敵が台本通りの動きに合わせて切られにいっている感があり少し残念でした。映像の編集や魅せ方ひとつでガラッと雰囲気が変わりますし、これだけ戦闘シーンにこだわっているのですから、長澤まさみさんの戦闘シーンももう少しスピード感をつけてあげたら良かったのになぁと思いました。

 

映画の続きは何巻から?

原作を知らずともこれだけ楽しめる映画『キングダム』。おそらく映画を見終えた方は、原作漫画の続きが気になるはず。

映画では原作5巻の途中までが描かれているようです。調べてみて初めて知ったのですが、キングダムって原作が50巻以上出てるんですね。すごい・・・

 

わたしの友人いわく「映画はキングダムの序章的な部分で、この続きからが本当のキングダム。どんどん面白くなるし絶対読むべき」なのだとか。

本当のキングダムってなんや・・・笑

先はかなり長いですが、とりあえず続きが気になりますし、わたしもマイペースに読み進めようと思います。

 

最後に皆さんに伝えたいこと

今回は、実写映画『キングダム』の見どころとなぜ実写化が成功したのかの考察を、原作未読の方にもわかりやすくご紹介しました。

最後にもうひとつ最大の見どころを言わせてください。

 

 

長澤まさみ(楊端和)が美しい!

 

きっと映画を見た方のほとんどが、口をそろえてこう言うでしょう。

このためだけでもきっと見てみる価値はあります!・・・笑

原作を読んだことのある方もない方も、この記事をきっかけに映画『キングダム』を楽しんでいただけましたら幸いです。

 

 

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