ゆんゆんがぼっちな理由が明らかに!このすば映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想

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ゆんゆんがぼっちな理由が明らかに!このすば映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想

暁なつめ原作の『この素晴らしい世界に祝福を!(以下:このすば)』は、シリーズ累計発行部数900万部を超えるライトノベルで、2度のアニメ化によりさらにファンを増やし、ついには映画化を果たした大人気シリーズです。

このすばの1番の魅力といえば、なんといってもその個性豊かなキャラクターたちでしょう。引きこもりでニート(通称:ヒキニート)の『カズマ』を筆頭に、不運ばかり招く駄女神の『アクア』、中二病で爆裂魔法を愛する『めぐみん』、鉄壁の防御を誇る『ダクネス(ドM)』など、みんな正直おかしな奴ばっかだけど何故か好きになってしまう・・・そんな不思議な魅力がこのすばにはたくさん詰まっています。

そして『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』では、めぐみんの故郷「紅魔の里」を舞台に、めぐみんやゆんゆんの過去と里に隠された謎についてが描かれています。いつものゆるいテイストはそのままでキャラクター愛たっぷりに仕上げた、『このすば』らしさ全開の素晴らしい映画です。

そこで今回は、『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』の魅力と感想をほぼネタバレなしでご紹介します。

ぼっちキャラで人気の『ゆんゆん』が、なぜ「ぼっち」になってしまったのかについての秘密も明らかにっ・・・!

 

『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』ってどんな映画?

【あらすじ】
いろいろあって不運にも命を落とした主人公『カズマ』は、天界に住む女神『アクア』を道連れに異世界へと転生することに。魔王を倒すという使命を果たすため、『めぐみん』と『ダクネス』を仲間に加え旅立とうとするが、現実は思うほど甘くなく、未だに「駆け出し冒険者の街:アクセル」を抜け出せずにいた。
そんなカズマの元へめぐみんと同じ紅魔族の『ゆんゆん』が訪れる。彼女らの故郷の危機を知り心配になったカズマ一行は、とりあえず『紅魔の里』に向かうのだった。
カズマたちの新たな冒険が今始まる。果たして、カズマたちを待ち受けているものとは・・・。

【基本情報】
監督:金崎貴臣
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:J.C.STAFF
キャスト:福島潤(カズマ役)、雨宮天(アクア役)、高橋李依(めぐみん役)、茅野愛衣(ダクネス役)、豊崎愛生(ゆんゆん役)
主題歌:Machico『1ミリ Symphony』
公開:2019年

 

いつもの『このすば』らしさそのままにスケールアップ

映画になってもこのすばのユルさは変わりません。カズマ、アクア、めぐみん、ダクネス、加えてゆんゆんがホント馬鹿みたいなことやってます。まぁそこが良い作品なわけで、変えていけない部分をしっかり変えていないというのは、ファンにとって何より嬉しいとこなわけです。

とはいえ映画としてしっかりまとまっていて、友情あり、笑いあり、恋愛あり、笑いあり、感動あり、笑いありと、ストーリー性豊かで、アニメ版の最終話のような盛り上がりをさらにスケールアップしたような展開には、なんだかんだグッときてしまいました。

特に今回はめぐみんとゆんゆんの故郷である『紅魔の里』が舞台なだけに魔法が使われるシーンも多く、その作画と音には並々ならぬこだわりが感じられました。音響に関しては『PSYCHO-PASS サイコパス』や『ガールズ&パンツァー(通称:ガルパン)』などで有名な岩浪美和さんが監督を務めており、その迫力は映画館の劇場で見た人の特権でしょう。めぐみんの得意魔法(というかこの魔法しか使えないのですが)「エクスプロージョン!」なんか大迫力で最高です。その場にいるかのように空気が揺れました。

終盤の戦闘シーンでは魔王軍の幹部を相手に、カズマたちがスクリーンの中をとにかく駆け回っていて、緊張感がありながらもONとOFFを絶妙に切り替えるこのすばのテンポは映画版でも健在でした。

 

カズマにモテキ襲来⁉︎「モテ期、入りましたっ(イケボ)」

映画『このすば!紅伝説』では主人公のカズマになんとモテ期が訪れます。

ゆんゆんに突然「カズマさんの子供が欲しい」と言われたり、めぐみんと2人きりの部屋でイイ感じになったり、メスのモンスターに迫られたり、魔王軍の幹部に色仕掛けされたりと、若干怪しい部分はありますがカズマ本人も思わず「モテ期、入りましたっ」と得意のイケボでつぶやくほどです。

果たして、カズマは誰と結ばれるのか?はたまた誰とも結ばれないのか?

 

そして今回は紅魔の里を舞台としているだけに、めぐみんにスポットが当てられています。めぐみんの家族や母校の友人の登場、忘れることのできないゆんゆんとの過去、爆裂魔法へのこだわりなど、めぐみんについてのいろんなことが明かされるのです。めぐみんの母親『ゆいゆい』によって、なぜかカズマとめぐみんが一室に閉じ込められてしまい一夜を共にさせられたことをきっかけにいろいろと語り合い、カズマとの関係性もグッと近づいていきます。もう正ヒロインと言って良いのではないでしょうか。(アクアは同志みたいな感じだし、ダクネスは変態すぎますしね・・・笑)

とりあえず、めぐみんファンは映画必見ですね。

 

ゆんゆんが「ぼっち」になったまさかの理由とは

映画の核心に触れる内容ではないため、「ゆんゆんがぼっちな理由」については一部ネタバレとなっております。「へぇー。ゆんゆんのこと好きになったかも」くらいに思ってくれましたら幸いです。

 

「ぼっち」キャラで人気の紅魔族『ゆんゆん』ですが、ぼっちになってしまったことにはちゃんと理由があります

このすばっておかしなキャラが多いため、見ている私たちの感覚もだんだん麻痺してくるんですよね。キャラクターがおかしいことがマジョリティだと思い込んでしまうわけです。実はそんなキャラの中でも正常というか常識的なのが「ゆんゆん」で、しかもこのすばの世界でも随一の変わり者集団である紅魔族出身ということで、故郷では圧倒的マイノリティな存在なため「ぼっち」となってしまったんです。

そう、とても可哀想な子なのです。

紅魔族の象徴である独特の自己紹介、めぐみんでいえば「我が名はめぐみん。紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操りし者。」といった感じなのですが、ゆんゆんはこの自己紹介が恥ずかしくてしょうがないわけですね。みんなと仲良くしたいがために、顔を赤くしながら恥ずかしい自己紹介をしているのです。

そしてもうひとつ。魔法を得意とする紅魔族にとって「上級魔法」を扱うことが誇りなところがあるのですが、ゆんゆんはモンスターに襲われていた『こめっこ(めぐみんの妹)』を助けるため、上級魔法のために貯めていたポイントを中級魔法に割り振ってしまい、咄嗟に中級魔法を取得してしまうのです。この事件はゆんゆんが上級魔法を取得するのを遅らせてしまうことに繋がり、紅魔族の中で「ぼっち」になってしまうきっかけとなってしまいました。

アニメ版でも「ぼっちキャラ」の影響かウザがられる場面が多かったゆんゆん。本当は健気でとっても良いキャラクターだったわけですね。これまでゆんゆんがどちらかというと苦手だった私も、この映画をきっかけにゆんゆんが好きになってしまいました。

やっぱり『このすば』は素晴らしい

映画で久しぶりにこのすばを見ましたが、やっぱりこの世界は素晴らしかったです。

大変なことに巻き込まれたり、楽なことばかりではないけれど、なんだかんだ乗り越えて、みんな笑顔になる。そんなこのすばの世界は、私たちの世界と同じなのではないでしょうか。とにかく楽しむこと、平凡な毎日という幸せを謳歌すること、そんなごく当たり前だけどなかなか気づくことのできない日常の素晴らしさを、このすばは気づかせてくれます。

「このすばでそこまでは考えすぎじゃない?」と思われるかもしれません。でもきっとこのすばを見た人みんなが「あーこのすばってなんかいいなぁ」と思うでしょう。要はざっくり言うとそういうことなのです。

これを機に『この素晴らしい世界に祝福を!』1期2期を見返してみるのも良いでのではないでしょうか?

 

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