なぜ命を狙われた?『ザ・シューター/極大射程』感想と隠された真相

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小さなスナイパー

※この記事はネタバレを含みます。

 

ザ・シューター/極大射程』は、2000年の「このミステリーがすごい!」海外部門において、1位を獲得したベストセラー小説『極大射程』(著:スティーヴン・ハンター)が原作で、凄腕の狙撃手「ボブ・リー・スワガー」がアメリカ政府の陰謀を暴くため立ち向かうサスペンス・アクション映画です。

若干の怪しさを匂わせつつも、序盤の話の流れからは想像もできない後半のストーリー展開は、思わず「え、嘘やん!」とツッコミを入れたくなってしまいます(良い意味で)。

そして気になるのが、なぜスワガーはアメリカ政府から追われ、命を狙われることになってしまったのか。劇中で語られてはいるのですが、よく分からなかったという方も多いのではないでしょうか。私自身もそうでした・・・。

そこで今回は、『ザ・シューター/極大射程』の感想と、「スワガーはなぜ命を狙われたのか」についてご紹介いたします。

 

『ザ・シューター/極大射程』ってどんな映画?

海兵隊の狙撃手であるスワガーは、ある任務中に上官に見捨てられ友人のドニーを失ってしまう。軍に失望したスワガーは、退役した。そんな彼の元に、ジョンソン大佐がやってくる。ジョンソン大佐は大統領暗殺の阻止をスワガーに依頼した。

引用元:MIHOシネマ

【基本情報】
監督:アントワーン・フークア
出演:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー、ケイト・マーラ
公開:2007年

 

スワガーはなぜ命を狙われたのか

原因はスワガーがとある計画に関わっていたことにあります。

その計画とは「アフリカでの油田開発」でした。
開発を進めるにあたりパイプラインを通すのに邪魔になる村があり、政府は移転を拒んだ村の人々を容赦なく消し去ってしまいます。そして村人たちの亡骸は、石油施設の下に埋められてしまったのです。この時の兵士たちを護衛したのがスワガーであり、映画冒頭のシーンに繋がるんですね。もちろんスワガーはこの計画の全容は知りませんでしたが、作戦に関わっていたために相棒のドニーと同じく処分されるはずでした。ところが運良く生き残ってしまったため、今回の大統領暗殺計画に利用され、命を狙われることになったのです。

そもそも大統領暗殺計画の本当の目的は、フィラデルフィアでの演説時に大統領の隣にいた「エチオピア大司教」を殺害し、その罪をスワガーに着せることでした。エチオピア大司教もまた、油田開発計画の真相を知っている1人であり、その真実を告発しようとしていたのです。

これが、スワガーが命を狙われていた理由です。

政府のいいように使われ、必要なくなったら口封じに処分されるなんて、ひどすぎますよね・・・。

 

『ザ・シューター/極大射程』の感想

遠距離射撃といえば『ソードアートオンライン』の「シノン」が真っ先に浮かんでしまうアニメオタクの私なんかは、「遠距離射撃」や「スナイパー」というキーワードを聞くと、つい惹かれてしまいます。しかも主人公のスワガーは1600m先の標的の狙った部分を撃ち抜くんですよ?狙った標的に当たるまで数秒かかるうえ、風・塵・湿度など環境の変化にも左右される。スナイパー界でこの技術はどれほどのものなのでしょう。素人からしたら、単純にすごすぎる。これはもう「かっこいい」の一言に尽きます。

ストーリーとしては、政府から逃げたり戦ったりしながら、少しずつ明かされるヒントを頼りに真相へと近づいていく流れとなっており、丁寧かつテンポ良く物語が展開していきます。(もちろん、あくまで話の構成のテンポが良いだけであって、スワガー自身はとんでもない苦労を強いられるわけですが・・・。)「このミステリーはすごい!」に選ばれるだけあり、アクションシーンばかりではなく、ストーリーとしても見応えのある映画となっております。

私は全く前情報なしに映画を見たのですが、スワガーが大統領暗殺計画の阻止をするために協力を依頼されて、犯行場所の選定、犯人の思考予測、当日の見張りまで真面目にこなしてきたのにも関わらず、速攻裏切られて何故か自分が犯人扱い。一転、国中から追われる身になってしまう。これはまさかの展開でしたね。

必死に逃げるスワガーですが、そのサバイバル能力のすごいこと。どんな状況にも柔軟に対応する判断能力を備え、自ら大怪我の応急処置をしたり、材料を調合して爆弾を作ったりと、スナイパーとしての能力だけじゃない、肉体的にも精神的にも優れた才能。どれだけ屈強な男なんだ。国中から追われる状況で逃げ切るなんて、私には無理。あっさり降参ですよ。

敵側にいた人間が協力者になる展開も良い。ベタではありますが、個人的には大好きな展開です。
中盤からスワガーの協力者となる「ニック・メンフィス」は、正義感が強くガッツはあるけれど何か頼りないFBIの新人捜査官。そんなメンフィスが観測手(スポッター)として、スワガーに鍛えられ成長していく様子は、何だか応援したくなってしまいます。

スワガー&メンフィスのコンビの活躍をもっと見てみたいですね。

 

原作やドラマ版『ザ・シューター』も要チェック!

今回ご紹介した『ザ・シューター/極大射程』は、原作のベストセラー小説の他、ドラマ版『ザ・シューター』も配信されています。ドラマ版はシーズン1〜3まであり、原作や映画とは少し異なるストーリーになっているようです。

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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