シンギュラリティの意味とは?『仮面ライダーゼロワン』第2話あらすじと感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
シンギュラリティの意味とは?『仮面ライダーゼロワン』第2話あらすじと感想

※この記事はネタバレを含みます。

 

第1話の腹筋崩壊太郎から引き続き、第2話でも警備員型ヒューマギアの『マモル』が話題となりました。放送はまだ始まったばかりですが、滅亡迅雷.netの仕業によってマギア(怪人)化されてしまうヒューマギアたちの魅力も、仮面ライダーゼロワンの見どころのひとつのようですね。

そして、ゼロワンで重要度の高そうな「デイブレイク」という事件の話や、2人目の仮面ライダー『バルカン』の登場とその過去、滅亡迅雷.netが口にした「シンギュラリティ」というキーワードなど、第2話は今後の展開に深く関わってきそうな内容が盛りだくさんでした。

それでは『仮面ライダーゼロワン』第2話の内容を感想とともに振り返っていきましょう。

 

仮面ライダーゼロワン第2話のあらすじ

遊園地でのヒューマギア暴走事件をきっかけに、『仮面ライダーゼロワン』兼『飛電インテリジェンス社長』となった飛電或人の元へ、人工知能特務機関『A.I.M.S(エイムズ)』の『刃唯阿(やいばゆあ)』と『不破諫(ふわいさむ)』が現れた。先日の遊園地事件の情報を飛電インテリジェンスが隠蔽していると疑いをかけるエイムズの2人であったが、新たにヒューマギアが暴れ出したとの知らせが入り現場へ向かう。『滅亡迅雷.net』の仕業によって、社内にいた配達員型ヒューマギアのオクレルが『クエネオマギア』となって暴走していたのだ。急行したエイムズが応戦、遅れて或人がゼロワンとなり参戦するがエイムズに敵と勘違いされ射撃されてしまい、クエネオマギアを見失ってしまう。

その後、或人を呼び出した諫は、かつて街ひとつを消し去った爆発事故「デイブレイク」の話を切り出す。或人が父を亡くした事件「デイブレイク」とは、実はヒューマギアの暴走による人類への一斉攻撃によるもので、諫もその犠牲者だったのだ。そして、その一件を事故として処理し隠蔽したのが飛電インリジェンスだと告げられた或人は驚き戸惑うのだった。
その時クエネオマギアが再び現れ、加えて警備員型ヒューマギアのマモルも『エカルマギア』となって暴走を始めてしまう。諫の話に戸惑いつつも「ヒューマギアは人類の夢だ」と信じる或人は仮面ライダーゼロワンに、「ヒューマギアは人類の敵だ」と憤る諫は仮面ライダーバルカンとなり、暴走するマギアを破壊するのだった。

今回のヒューマギアの暴走事件が滅亡迅雷.netによるものだと会見で公表する或人は、「ヒューマギアは夢のマシンだと自分が証明する」と決意を胸に宣言した。

 

仮面ライダーゼロワン第2話の感想

「シンギュラリティ」の意味とは?

第2話の冒頭で滅亡迅雷.netの司令塔『滅(ほろび)』が「シンギュラリティ」という言葉を口にしました。シンギュラリティとは日本語で「技術的特異点」と呼び、人工知能が人類の知能を超える時を意味しています。実際に私たちの世界でも2045年には、このシンギュラリティが訪れると言われ「2045年問題」と呼ばれています。シンギュラリティについては、第1話の記事で紹介していますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね。

 

滅が口にした「シンギュラリティが起きようとしている。データを回収しろ。」という言葉から、どうやら滅亡迅雷.netはシンギュラリティを迎えようとしているヒューマギアを狙い、『ゼツメライザー』と『ゼツメライズキー』を使ってマギア化させデータを集めているようです。迅が「新時代の支配者」と言っていましたが、彼らは人類を滅亡させた先の時代に何を企んでいるのでしょうか。

滅亡迅雷.netの滅と迅は2人とも耳を隠しています。もしかしたら彼らもヒューマギアであり「ヒューマギアだけの新たな時代」を築こうとしているのかもしれませんね。

 

飛電或人と不破諫の過去にはつながりがある?

或人と諫はともに「デイブレイク」の生き残りであることが明かされました。直接的な関わりはないにしても、2人にはデイブレイクを通じて何かしらのつながりがある可能性も考えられます。第2話の中で2人について気になったのは、以下の2点です。

①父親がヒューマギアということは或人は人間ではないのか

第1話ですでに映像としては登場していましたが、或人の父親はヒューマギアでした。父親代わりのヒューマギアと言ってしまえばそれだけの話ではあるのですが、そうではないとすればこれはかなり重要な要素となります。つまり、或人はヒューマギアである、もしくはヒューマギアと人間のハーフである、かもしれないということです。或人は他のヒューマギアに比べて表情も感情も豊かですが、父親のヒューマギアも同じような印象でした。もしかすると、或人や父親はヒューマギアの進化系にあたる存在であり、或人にいたっては父親よりもさらに高性能でヒューマギア特有の耳のパーツも必要ないのかもしれません。傷口や血が赤いことも、より人間に近いヒューマギアと考えれば、ありえない話ではありませんよね。

②諫は暴走するヒューマギアの中をどうやって生き延びたのか

諫の過去の回想シーンでは、暴走するヒューマギアに襲われる場面があり、さすがに子供1人で逃げ切るには無理があるように感じました。誰かに助けられたのか、実は一度死んでいるのか、その真相が気になります。もし一度死んでいるのだとしたら、諫も或人と同じく進化系のヒューマギアなのかもしれません

この2点をまとめて考えてみると、子供の頃の或人と諫がいた、かつて飛電インテリジェンスの実験都市だった街(現デイブレイクタウン)は、進化系のヒューマギアを生むための実験施設であり、2人はその実験体だったのではないでしょうか。

「ヒューマギアは人類の夢だ」という或人と、「ヒューマギアは人類の敵だ」という諫。同じ仮面ライダーでありながら、全くの反対方向を見つめる2人が今後の話でどう絡んでくるのか楽しみです。漫画『NARUTO』のナルトとサスケのように、対の存在でありながら最終的には同じ未来にたどり着くことはできるのでしょうか。(こういう話は、個人的に大好きです。)

 

マギアを止めるには破壊するしかない

第1話の記事で、元々良いロボットだったヒューマギア『腹筋崩壊太郎』がマギアとなりゼロワンに破壊されてしまうという流れは、あまりにも可哀想で救われないと書きました。第2話ではイズから「マギアとなって暴走してしまったヒューマギアは破壊するしかない」という話があり、どうやら「破壊することで滅亡迅雷.netから解放してあげる」ことしかできないようです。或人もヒューマギアのマモルを敵として戦うことに苦悩していたように、ロボットとはいえこの運命はあまりにも辛い。この先ヒューマギアを敵として戦っていかなければならない或人の心に、いつか限界が訪れてしまうこともあるのでしょうか。

ちなみにマギア化する時って、本来は通信衛星ゼアと交信しているヒューマギアの回線を、デイブレイクタウンに沈む旧通信惑星?の『滅亡迅雷.net』に接続を切り替える描写がありますよね?これって逆に、接続を切り替え直すことでヒューマギアを元に戻すことはできないんですかね?ゼツメライザーとゼツメライズキーを使ってしまった後となると、なんか色々体の構造を改造されちゃってるような変身シーンがあるので、さすがに元に戻すことはできないかもしれませんが、変身前なら原理的にはいけそうな気がするのは私だけでしょうか・・・。

余談ですが、警備員型ヒューマギアのマモル役の吉田悟郎さんは、AmazonプライムのCM「ライオン編」でお父さん役をされていた俳優さんです。

 

どこかで見たことあると思ったよ・・・

 

次回は『仮面ライダーバルキリー』が登場!

いかがでしたでしょうか?
まだまだ始まったばかりなのに次々と明かされるストーリーは、考察し甲斐があって毎週楽しみです。

第3話では、或人が新フォーム『バイティングシャーク』に、エイムズの唯阿が『仮面ライダーバルキリー』に変身するようです。
ゼロワンとバルカンに続いて、かっこいい変身シーンに期待大ですね。

あと、そろそろオープニングが見たいです・・・。

 

『仮面ライダーゼロワン』は、毎週日曜午前9時よりテレビ朝日系列にて放送中です。
仮面ライダーゼロワンを見た方も、まだ見てないという方も、この記事をきっかけに興味を持っていただけたら幸いです。

なななんと、見逃した方にさらに朗報です。
今ならYouTubeにて第1話に加えて第2話も配信中です。気になる方は第3話に備えてぜひ視聴してみてくださいね。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す

*